ビジネスに使用するパソコンを選ぶ時は、使用場所・使用用途を明確にすることが大切です。
用途をハッキリさせて、自分に合ったパソコンを選びましょう。
- 使用場所(自宅・職場・営業先)
- 使用用途(ビジネス文書作成・メールチェック・3Dソフト・動画編集)
1.使用場所
パソコンは使用する場所によって選び方が変わってきます。
自宅・職場のみで使用する場合はデスクトップパソコンまたは画面サイズは15.6インチと大きめのノートパソコンがおすすめです。
大きめのノートパソコンは、キーボード部分に余裕がありテンキーが付いているので入力が楽になるメリットもあります。
持ち歩いて営業先、自宅などでも使用する場合は、モバイル向けの13.3インチ以下のノートパソコンがおすすめです。
重さも1.3kg未満の製品が多く携帯性に優れています。
2.使用用途と必要な性能
メールチェックやオフィスソフトを使用し文書作成などを主に使用する場合は下記のスペックがおすすめです。
CPU | Intel Pentium / Corei3 |
メモリ | 4GB~8GB |
ストレージ | HDD/SSD 240GB~ |
複数のソフトを起動して使用する場合は下記のスペックがおすすめです。(CADソフト・動画再生・編集など)
CPU | Intel Corei5 / Corei7 |
メモリ | 8GB~16GB |
ストレージ | SSD256GB~ + HDD1TB~ |
3.HDDとSSDの特徴
パソコンに使用されている記憶装置にはHDDとSSDの2種類があります。
HDDとSSDの違いやそれぞれの特徴などについてご紹介します。
HDDの特徴
- メリット:記憶容量が大きい。容量単位の価格が安い。
- デメリット:SSDに比べると読込書込が遅い。熱や衝撃に弱い。作動音がある。重量がある。
HDDは容量単位の価格が安いので、大容量でも安価で購入することができます。
HDDの構造上、重量があり熱や衝撃にも弱く、落としたりするとデータが壊れる恐れがあります。
SSDの特徴
- メリット:読込書込が早い。発熱が小さい。動作音が無い。軽量。
- デメリット:記憶容量が小さい。容量単位の価格が高い。
SSDはフラッシュメモリを採用しているため、HDDに比べて読込書込速度が速いです。
現状ではHDDと比べ生産量がまだ少なく、容量あたりの単価が比較的高くなっています。
4.デスクトップ・ノートの特徴
デスクトップパソコンの特徴
- メリット:価格が安め。性能が高め。拡張性が高い。
- デメリット:持ち運びができない。大きくて置き場所を取る。
デスクトップパソコンはノートパソコンに比べて構造が簡単なため、ノートパソコンより安いです。
同時期・同価格なら、デスクトップパソコンのほうがノートパソコンより高性能です。
モニター・キーボード・マウスなどを用意しなければなりませんが、故障などがあった時はその機器のみ買い替えればよいので長く使うことができます。
ノートパソコンの特徴
- メリット:持ち運べる。家の中でも置き場所を取らない。バッテリーがあるので電源がなくても使用できる。
- デメリット:デスクトップパソコンと同程度の性能でも値段が高い。デスクトップパソコンに比べると画面サイズが小さい。
ノートパソコンは小さく持ち運びしやすいです。薄さ軽さに優れているため場所を取らずに使用することができます。
バッテリーを内蔵しているため、電源のない場所でも使用することができます。
液晶・キーボード・タッチパッドが故障すると本体ごと修理に出すことになります。