エアコンの取り外し

先日モデルルーム内のエアコンの取り外しに行ってきました。
業者の方に色々教えていただいたので備忘録としてここに記録しておきます。

【エアコンの仕組み】
エアコンは室内機と室外機で冷媒（ガス）を行き来させて
空気を涼しくしたり温かくしたりしています。
※取り外しに必要な知識だけなので超簡略化しています。

このガスを室外機に閉じ込めてから取り外すという事がとても重要です。
誤ってガスを外に出してしまうと環境汚染になりますし
ガスが少なくなるとエアコンの能力が低くなります。

【室外機取り外し手順】
1．室外機の横にあるカバーを外します。
外すと室内機に繋がる電源コードと2本のガス管があります。

2．2本のガス管の内、上の菅のナットを閉めます。
これで室外機→室内機へのガスの移動を止めることができます。

3．室内機を起動し急速冷房モードにします。
このモードにする事で室内機→室外機へ冷媒（ガス）を送り込むことができます。
前の手順で室外機→室内機の管は閉めたので室内機に冷媒（ガス）が戻る事はありません。

4．全てのガスが室外機に送られるまで10分くらい待ちます。

5．10分経ったら室内機の電源を切り、コンセントも抜きます。

6．室外機の下の管のナットを閉めます。
これでガスを室外機内に閉じ込める事ができました。

7．管を外していきます。
根元のナットを回して外すのですが、固く取り付けられており
力任せにすると根本のパーツから全て取れてしまう場合があるので
片手のレンチで抑えながら回してください。

8．管を外し終わったらビニールテープで巻き内部に異物が入るのを防ぎます。

9．電源コードも外していきます。
プラスドライバーで配線を固定してあるパーツを外します。
（パーツとネジはまた利用するので無くさないでください。）
次に根本の白い部分をマイナスドライバーで押しながら
配線を引っ張ると外すことができます。

【室内機取り外し手順】
1．室内機に繋がっている配管・配線を切断していきます。
この時銅管の切る場所に注意が必要です。
銅管を繋ぐナットが途中にあるので、室外機側で切るようにしてください。
電気の線はどの部分で切っても大丈夫です。

2．配線が切れたら本体を壁掛け金具から外していきます。
上に持ち上げるようにすると金具から外れます。

3．壁に付いている金具を外したらエアコンの取り外しは完了です。

合計8台のエアコンの取り外しをしました。
室外機が結構狭い場所に取り付けてあったので取り出すのに苦労しました。
次回取り外しがある時は、室外機の場所の下見をした方が良さそうです。